狩 野 川

狩野川をつかって遊ぶひとには、作法があります。狩野川をつかって学ぶひとには、流儀があります。狩野川をつかって働く人には、知恵があります。地域の魅力は、その地に暮らす一人ひとりの生活に現れています。本当の豊かさ、自然と共生する感覚、生活における地域の再認識が必要です。風土を活かし、潤いのある、豊かな生活を志向しようとするとき、その作法と流儀と知恵を知ることが大切です。「kanogawa way」より

景 観

電線がはりめぐらされ、緑が少なく、家々はブロック塀で囲まれ、建物の高さは不揃いであり、看板、標識が雑然と立ち並び、美しさとはほど遠い風景となっています。四季折々に美しい変化を見せる自然に較べて、都市や田園、海岸における人工景観は著しく見劣りがします。

 美しさは心のあり様とも深く結びついている。社会資本の整備を目的でなく手段であることをはっきり認識していたか?、量的充足を追求するあまり、質の面でおろそかな部分がなかったか?、等々率直に自らを省みる必要があります。また、ごみの不法投棄、タバコの吸い殻の投げ捨て、放置自転車等の情景は社会的モラルの欠如の表れでもあります。

 もとより、この国を美しいものとする努力が営々と行われてきているのも事実ですが、厚みと広がりを伴った努力とは言いがたい状況にあります。

 この国を魅力ある国にするために、まず、自ら襟を正し、その上で官民挙げての取り組みのきっかけを作るよう努力すべきです。そして、この国を一人一人の資産として、我が国の美しい自然との調和を図りつつ整備し、次の世代に引き継ぐという理念の下、美しい国づくりに向けて大きく舵を切ります。「美しい国づくり大綱」より抜粋

バリアフリー

現在、65歳以上の高齢者人口は、3千万人。人は高齢になると、身体に何らかの障害を持つようになります。ひとくちに障害と言っても種類や程度が多様であることを考えるとハード整備のみでは、対応できず、ソフト面での対応が重要となります。その時に大切なことは、すべての人を受け入れようという「心のバリアフリー」の考え方です。